PR-1-FC(E)はパームトップラマン分光光度計のレーザー出射部に装着して使用する石英フローセルです。HPLCで一般的に使用されている1/16インチ配管とコネクタで接続することで
フロー状態でスペクトル測定やインターバル測定が行えます。フロー合成における生成物の確認や反応容器内の反応進行の状況確認等への活用が期待されます。
【特徴】
● 様々な試料に対応可能な石英を使用
● PR-1sまたはPR-1wの測定感度を最大限に発揮できるように構造を設計
● 背圧がかかる反応系にも対応(~0.7 MPa)
【仕様】
◆ セル長(奥行): 5 mm
◆ セル容量 : 180 µL
◆ 使用流量範囲 : ~30 mL/min
◆ 接続配管径 : 1/16 インチ
※配管パーツ・サイズ変換継手などについては別途ご相談ください。
【使用イメージ】
セル部には石英を使用しているため、バックグラウンドへの影響が少なく良好なスペクトルが得られます。また相関係数の高い検量線も得られます。
10 mm角型石英セルとほぼ同等感度で測定が行えます。
PR-1wとPR-1-FC(E)を用いて4-ブロモ安息香酸エチルのメタノール水溶液に水酸化ナトリウムを加えた時に起きる加水分解反応及びエステル交換反応のモニタリング例をご紹介します。
パームトップラマン分光光度計(小型ラマン分光光度計) PR-1s/PR-1w は手のひらに収まるサイズのラマン分光光度計です。 コンパクトな筐体に 785 nm レーザーと分光器、検出器を内蔵しています。顕微ラマン分光光度計と比較して、測定前の細かな設定なしにシンプルな操作で測定ができます。 多彩な場所への組み込みが可能で、インライン測定や in-situ 測定など多様な測定レイアウトを実現可能です。 豊富なオプション解析ツールをラインアップしており、測定だけでなく各種解析も自在にできます。
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