回転粘度計・レオメーター用DINスピンドルシステム
MS-DINはDIN 53019/ISO 3219に準拠した共軸二重円筒形の測定システムです。これらのシステムでは比較的理論に近いせん断速度が既定され、粘性挙動、降伏応力、チキソトロピーなどの研究用に流動曲線を取得できます。
サンプル特性や粘度範囲に合わせてシステムを選択してください。
【システム選定表】-Aタイプ(温調システムなしでも使用可能)-
システム | 容量 (mL) |
せん断速度 (1/s) |
LRタイプ (mPa・s) |
HRタイプ (mPa・s) |
レオメーター (mPa・s) |
---|---|---|---|---|---|
MS DIN 11 | 27 | 1.29N | 2.5~27K | 25~0.44M | 3~1M |
MS DIN 12 | 46 | 0.35N | 11~145K | 110~2.3M | 18~5.5M |
MS DIN 13 | 61 | 0.15N | 92~510K | 920~8.3M | 146~19M |
MS DIN 19 | 25 | 3.22N | 0.8~10K | 8~0.17M | 1~0.39M |
MS DIN 11M | 23 | 1.29N | 2.5~27K | 25~0.44M | 3~1M |
MS DIN 19M | 18.5 | 3.22N | 0.8~10K | 8~0.17M | 1~0.39M |
MS DIN 22 | 22 | 1.29N | 4~53K | 40~0.86M | 7~2M |
MS DIN 23 | 36 | 0.19N | 81~1M | 810~17M | 139~41M |
MS DIN 33 | 14 | 1.29N | 20~265K | 200~4.3M | 34~10M |
【システム選定表】-Bタイプ(温調システムが必要です)-
システム | 容量 (mL) |
せん断速度 (1/s) |
LRタイプ (mPa・s) |
HRタイプ (mPa・s) |
レオメーター (mPa・s) |
---|---|---|---|---|---|
MS DIN 11S | 27 | 1.29N | 2.5~27K | 25~0.44M | 3~1M |
MS DIN 13S | 22 | 0.15N | 92~510K | 920~8.3M | 146~19M |
MS DIN 22S | 22 | 1.29N | 5~53K | 40~0.86M | 7~2M |
MS DIN 33S | 14 | 1.29N | 20~265K | 200~4.3M | 34~10M |
※せん断速度の項目中にある「N」は回転数rpmです。
【システムのタイプについて】
◆ Aタイプ: ステンレスチューブを測定ヘッドに直接取り付けて使用するタイプです。
チューブ(MB-DINx)+キャップ(CAP-DINx)
◆ Bタイプ: ステンレスカップを温調システムにセットして使用するタイプです。
カップ(MB-DINxS)+キャップ(CAP-DINx)+センタリングツール(ST-R)
【システムの名称(数字)について】
DINスピンドルシステムのシステム名はMS-DINxxと数字が2つ後に付きます。
最初の数字は容器の大きさを表し1,2,3のいずれかになります。数字が大きくなるほど容器は小さくなります。
最後の数字はスピンドルのサイズを表し1,2,3,9のいずれかになります。1~3については同様に数字が大きくなるほどスピンドルは小さくなります。
MK-DIN9スピンドルは低粘度測定用のスピンドルです。
MS-DINxxMと末尾に「M」が付いているシステムはMooneyキャップというキャップを使用してより少容量のサンプルで測定ができるシステムです。